2021.01.03
2021年このページの最初の投稿になります。
ショア、オフショアテストと釣行も多数重なり、中々ご案内出来ずにおり申し訳ございません。
開発に協力頂いている方々のテスト釣行も併せ、着実にロッド開発は進んでおります。
少しづつですがご案内させていただきます。
9月~11月の種子島GTテスト釣行になります。
まずは9月からご案内いたします。
2020年リリースモデルOceanSprinter711RSに伴い、711RSの出番が多かった年でした。その中でも場面に応じて、OceanSoprinter8110を初めマグロモデルのWhiteInsight7210 もGTでの試用を試み、新なモデルのヒントを掴むためにフィールドに通いました。
9月、種子島すみ丸 押川船長の船へ、豊生丸 岩元船長と共に乗船。
今後種子島北部のGTフィールドを、豊生丸とすみ丸が今後共有するとの事。
種子島でGTキャスティングが始まり約23年の間、岩元船長が学んできた事や豊富な経験を、押川船長に引き継いでいこうという事で進めております。
簡単にすみ丸の押川船長もご紹介させていただきます。
種子島に生まれ代々続く漁師の家系で漁師として15年。
いつか遊漁船を始めたいという思いで2019年よりスタート。
延縄や泳がせ釣りの腕前は今までの経験値から相当なものです。キャスティングに関しては遊漁を始めてからの本格的なチャレンジになります。潮風を読むのは漁師仕込みですからポイントの流し方等は抜群ですから、主にヒットしてからのアングラーとの駆け引きやフォローのやり方等を、実釣を通し一緒に学んで行こうと思い、またロッドテストも含め、この度乗船させていただきました。
天候にも恵まれ、一級ポイント喜志鹿埼へ。
タックルもハードタックルです。
WhiteInsight7210 SALTIGA8000 PE10号
OceanSprinter711RS STELLA14000 PE8号
OceanSprinter8110 STELLA 18000 PE10号
ルアーはすべてデコイ7/0以上を背負える大きさで、フックはバーブレスです。
先糸には飲まれ切れ防止の為に、ザイロンノット40号の芯を抜きエイトノットで結束。
押川船長と一緒にキャストし、たまに岩元船長もキャスト。
すぐにフォローが必要なポイントでは、私一人でキャストを行います。
一緒にして思いますが、岩元船長も押川船長も釣りが本当に大好きなんです!
だからこそ、真剣に魚を求め、釣り人の気持ちがわかってくれるのでしょう。
押川船長も私も何度かチェイス、バイトはありますが、フックアップにまで繋がりません。
1時間程投げ続けた時、潮はそれほど走っていませんが、一瞬のタイミングで出てきました!!
(ヒットシーンからの動画を後程Youtubeにて)
Tackle
Rod : WhiteInsight7210
Reel : SALTIGA8000H
Line : Pe10
Leader : 210lb + ZylonKnot#40
Lure : HAMMERHEAD Cherry Pay 250 Proto
Hook : Decoy 7/0
水深13・4m、至る所に凸凹の岩礁がある場所。
ドラグ値18㎏+ハンドドラグでも勢いよくラインを引きだします。明らかに良型!!
前方方向へ走ったために、私もミヨシへ駆け上ります。
潮風の関係もあり、かなり斜めにラインが出てしまいました。
岩元船長も私の後ろに付き、押川船長にフォローの指示を出します。
「前進!!」「追っかけて!!」と。
私のロッドを立てるタイミングも悪く、PEが根に触れあっけなくラインブレイク。
広大な浅根、そこを掛けぬける潮。ヒット後根から引っ張り遠ざけることも大事ですが、次から次に根の上を通過していきます。
このポイントでは逆に魚を追い、船と魚を出来るだけ垂直方向に持って行き、そこから思いっきりファイトを行う。これが長年この場所でGTをキャッチしてきた岩元船長の答えです。7月のGTもこの方法でキャッチに至りました。
このような戦略が必要な為、船長とのやり取りと息を合わせる事が必要で、しかも大型が出るかなりの難所。
ここに通い続ける理由があります。
気を取り直し2日目。
一日目と同じく、潮は走っていませんが、ちょっとした変化の時に出てきました!
一瞬大きい?と思いましたが、20㎏クラス。
それでも浅いところから出てきますので、油断は禁物です。
押川船長との呼吸も合い抜群のフォローを入れていただいたおかげで、不安は全くなく楽にキャッチできました。
Tackle
Rod : WhiteInsight7210
Reel : SALTIGA8000H
Line : Pe10
Leader : 210lb + ZylonKnot#40
Lure : Libertango EMOCION 260
Hook : Decoy 7/0
今回はTUNA ModelのWhiteInsightを試用。
WhiteInsight8010、激流ではない場所、水深がある場所では十分に使えますが、
スレ掛りや、きついフォローが必要な時には、凧揚げ状態のGTを浮かせることが出来ない場合もあります。
今回はよりパワーがるWhiteInsight7210を使用しました。
風より潮が増すアゲインストでのキャストもストレスなく、また200gでも楽にキャストを続けられます。ティップが少々柔らかいので、潮波の中でも比較的容易にペンシルを動かせます。
ファイトに関して、今回は20㎏クラスでしたが、直下でのファイトでもしっかりリフトしてくれ、突込みを柔軟に受け止め、リフトしてくれました。
前回の711RSでのファイトと今回のWhiteInsight7210のファイトから、新しいGTモデルの調子のイメージが湧きました。
早速試作に入ることになります。
動画もありますので、後程YouTubeにてご案内いたします。
3日目、雨風の中、キャストを行いバイトを得ましたが、フックアップまでには至りませんでした。
岩元船長、押川船長ありがとうございました。