2023.11.09
北海道のフィールドで様々なロッドを試用とデーター収集をお願いしている日野さんより、イトウのご報告をいただきました。
2023年晩秋、まる1日余暇がとれたので 急遽道北弾丸遠征に行ってきました。
向かう道中には大粒の雨がフロントガラスを叩き 不安要素全開ではありましたが行くと決めたら行く で、車を走らせました。
夜中に到着し仮眠を取り朝6時に身支度をして 川岸へ向かうと思った以上に濁る大本流 やむを得ずキャストを続けるも透明度20㎝未満では精神的に耐えられず 小河川を見て回ることに。 そこでも生命反応はなく時間だけが過ぎ 大本流の別ポイントへ移動し夕マズメを迎えます。
岸際の流れのヨレにスプーンをダウンでフルキャストし 水面直下を細かいシェイクを入れ引いていると 後方の水面が盛り上がりガツっという手ごたえと共にバイト 手元に重みが伝わった所でアワセを入れるもスッポヌケで終わりました。
ですが夕暮れ時でもわかるくらい朝よりも透明度があがっている感じがしたので 翌日に期待が持てました。
また、アワセがスッポヌケたことの反省点を改善し翌日に挑むこととしました。
翌朝、初日と同じポイントへ向かうと既に先行者が2組居たので 行先を変更、目星を付けているスポットを目指します。
いくつかポイントを見て回りましたがパッとせず 仲間内が春秋実績のあるポイントへ向かうこととしました。
海から横殴りの暴風が吹き、キャストと同時にラインが大きく弧を描く状況で 極力ラインスラッグを作らないようメンディングしながらボトムヘスプーンを送り込み ボトムレンジをキープするようスピードを調整して探っていると 半分ほどリトリーブしたところでガツンと手が止まりグワングワンと大きな首振りの感触 間髪入れず2度3度と合わせを叩きこんでファイトが始まりました。 比較的シャローエリアではありますが2mほどの底からまったく浮き上がらず 上流下流へと好き放題に走り回るが重量感が凄く制御できません そして更なる不安要素が頭を過ります。今ではしっかりと太軸のフックに換装しているが そのスプーンは昔のままやや細軸のフックで十分な強度ではなかったことを思い出し とっさにドラグノブを緩めてロッドもタメを作りすぎず右腕の肘から先をロッドと一体化させ 可能な限り衝撃を吸収するよう対処していきます。残り10m付近で水面に浮いた姿は予想よりも大きく太い魚体で緊張感MAX 相方に前方に出てもらいネットランディングを任せます。 あまり何度も浮かせているとフックの負担が増大するので 次で決めるつもりで駆け引きを展開し頭がこちらを向いて浮いたところで一気に ラインテンションを掛けて水面へ引きずり出し無事ネットイン! とにかく重くメタリックなボディはド迫力 計測すると98㎝とメーターに僅か届きませんでしたが 100点のコンディションと傷一つない魚体に感激です。
今回ロッドはPERMISSION97SMHを使用しました。
これまでは、キャスティング性を重視してBLACKADDICTION1011を使用してましたが、状況的により細やかな操作が必要であるのと、ロッドから伝わる些細な情報を得たいとの思いでPERMISSION97SMHに持ち替えました。
今回はへビースプーン22gから30gをメインにキャストしましたがしっかりと振り抜くことができ、強風の中でもライン操作ルアー操作をしっかりと意識してできこのレングスの重要性を思い知りました。またヒット後の追いアワセ、ファイト中の追従性もバッチリです。
このタックルにより素晴らしい魚体に会えたことに感謝です。
タックル
ロッド PERMISSION97SMH リール 4000番
ライン #SUNLINE #CAREERHIGH 1.7号
リーダー #SUNLINE #シグロン FC24lb
ヒットルアー #ゴッドハンズ #風牙ロワイヤル 24gFRS
日野さん、素晴らしいご報告ありがとうございます。
画像でも伝わるほどの迫力のあるメタボリックて美しいボディーのイトウ。
大自然の中、こんな魚に出会える北海道のフィールドもすごいですが、日野さんの一日の余暇で弾丸釣行を企画される日野さんの熱意とストイックさも素晴らしいです。
日本三大怪魚
「ビワコオオナマズ」
琵琶湖と淀川水系のみに生息しています。日本固有3種のうち、最も大きく成長し、体長は120センチ前後になる個体もいます。
「アカメ」
西日本の太平洋岸だけに生息しています。体長は1メートル前後にもなり、暗い場所で光を目に当てると赤く光ることが名前の由来。
そして
「イトウ」
北海道の一部の河川や湖沼、樺太、南千島に生息している日本最大の淡水魚とし、体長は1メートルから1.5メートル。
いつかは挑み、そして出会いたい魚達です。
また、次回お会いした際にまたお話し聞かせてください。