吐噶喇列島 松風Ⅱ キャスティング/泳がせ 2025年5月(WhiteInsight8210 / 泳がせProto)

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2025.05.25

5月、種子島での「すみ丸GT」を終えた翌週、数年間にわたりテストと開発を重ねてきた今期リリース予定の「WhiteInsight 8210 Proto」の最終調整を行うため、また長年フィールドで使用し大型魚とのファイトを繰り返してきた「泳がせ Proto」を携え、吐噶喇列島へ。今回は松風Ⅱの日高司船長にお世話になりました。(いつもの大時化、雨の為画像少なめです)

同行メンバーは、泳がせ釣りの達人・氏原さんと奥様のひとみさん、司船長のご友人ノツキさん、熊本から松本さん、そして私の計5名。

熊本を出発し、鹿児島港のフェリーとしま発着場へは約2時間半の道のり。19時に港へ到着後、荷物をコンテナに預け、天文館でひとときを過ごします。出港前の22時にはフェリーへ戻り、翌朝5時には口之島に到着。

種子島と同様、1泊2日で吐噶喇列島へ渡航できるこの環境は、まさに釣り人にとって理想的です。

いよいよ出港です。 悪天候が多いことで知られる吐噶喇列島ですが、そんな状況こそが逆に期待を高めてくれます。釣れる気しかしません。

まずはキャスティングからスタート。氏原ご夫婦は泳がせ釣りに専念。 そして船長の同級生であるノツキさん――かなりの腕前の持ち主で、愛用タックルは OceanSprinter 838、今回が初卸です!

ひと流し目から海の様子を観察していると、雰囲気は抜群。 ノツキさんのルアーに激しいバイト!惜しくもフッキングには至らず。 続いて、私にも小さなバイトが。 そして再びノツキさんのルアーに強烈なアタック!今度はしっかり乗りました。

落ち着いたファイトで、見事にキャッチ。さすがの安定感です。
初卸の OceanSprinter 838 、早速の鱗付け、誠にありがとうございます!
その時のレポートです⇩
鹿児島県吐噶喇列島 松風Ⅱ GTキャスティング (OceanSprinter838) | TRUTH JAPAN
タックル
オーシャンスプリンター838
19 #ステラsw14000
 #バリバス キャスティング qe si-x6号→ #オーシャンレコード 140lb → #ザイロン 40号
#シマノ #ヘッドディップ200

ポイントを移動しながら、テンポよく打ち込んでいく。
一方で、氏原さんは泳がせを同時進行で続けているものの、大きなアタリはまだ訪れず――。

そんな中、またしてもノツキさんがキャッチ!!
38㎏、素晴らしい!おめでとうございます!

明らかにノツキさんのルアーだけ、群を抜いて反応が良い。 やはり「HEAD DIP200」か……。

こちらも様々なルアーを試し、バイトアクションの可能性を広げようと試行錯誤しますが、ノツキさんの反応とは雲泥の差。

いつものパイロットルアー #fishtrippersvillage #libertango #emocion220 を装着し、広範囲を探っていくと、ようやくバイトが出始めます。 しかし、食い込みが浅く、なかなかフッキングに至らない。
今がまさにジアイ。 「今しかない!」――そんな焦りが募る中、ノツキさんが連続ヒットを重ねている「HEAD DIP200」に手を伸ばすも、何かが違う。 再び EMOCION220 へ戻します。

そしてその瞬間が訪れました。 まずはカツオらしき魚がバイト。 その直後、明らかに異なる強烈なバイト――GT!

潮風と船の動きがシンクロし、移動スピードが速い。 巻きスピードを上げ、しっかりとフッキングに持ち込みます。 その後は安定したファイトで、無事キャッチに成功。

Tackle
Reel : #SHIMANO #STELLA 14000XG
Line : #ODD No.8
Leader : #SUNLINE #大物ハリス No.40 + #Zylon Knot No.30
Lure : #fishtrippersvillage #libertango #emocion 220
Hook :#waywardlifeproduction 7/0 proto / #BKK DIABRO 11/0
Fishing Glove : @shojimatsumoto_fishiiing (proto model)

今回使用したのはテストモデルのロッド。 GTのキャッチにはしっかり対応でき、ロッド性能としては申し分なし。 しかし、いかに優れたロッドを使っていても、食わせるまでのアクションやプロセスが伴わなければGTをかけることはできない――それを痛感しました。
アングラーとして、まだまだ課題は多く、反省点も山積み。 この経験を糧に、次の一歩へと繋げていきたいと思います。

ジアイも長くは続かないと感じ、泳がせロッドの調子を確認することに。 氏原さんの横で、ムロアジをフカセで流しながら様子を見ていると――突然ムロアジが激しく暴れ出し、次の瞬間、猛烈なスピードでラインが引き出されました。

しっかり食わせた後にフッキング。 氏原さんのご厚意で、ロッドを引き継がせていただき、いよいよファイト開始。 途中でGTと判明し、あえて怒らせるように強引なファイトを展開。 その中で、ロッドの調子をしっかりと確認することができました。
直下での短時間のファイトでしたが、大型魚とのやりとりに慣れている方には好まれる調子だと感じます。 一方で、初めての方には支点が遠く、やや硬すぎる印象を受けるかもしれません。
氏原さん、ありがとうございます!

Tackle
リール : #DASIWA #SEALINE LD60
メインライン : Pe12
先糸 : ナイロン80号
ハリス : フロロカーボン70号 / ナイロン60-100号
ハリ:スーパークエ35号など

今回の数多くのファイトを通じてリールシートの不備も発覚しました。 この経験を活かし改良を重ねていきたいと思います。

一方、2本のGTを釣り上げて休憩していたノツキさん。 海の雰囲気が再び良くなってきたタイミングで、静かにキャストを再開。 そして――まさかの3本目をキャッチ!
タックル
・オーシャンスプリンター838
・19 #ステラsw14000
・ #バリバス キャスティング qe si-x6号→ #オーシャンレコード 140lb → #ザイロン 40号
・ #シマノ #ヘッドディップ200

優しくエアー抜きリリース。
その後、私も「HEAD DIP200」を使用しましたが、残念ながらヒットには至らず。 その後、ノツキさんに話を伺ってみると、絶妙なフックセッティングで臨まれていたことが判明。
フックセッティングだけではありませんが、アクションに大きく影響する重要な要素の一つ。 これまで、このルアーに関しては深く考えずとも釣果が出ていたため、改めてその奥深さを実感しました。
素晴らしい気づきを得られたことに感謝。 次回は、この「HEAD DIP200」アクションはもちろん、フックセッティングにもこだわって挑みたいと思います。

この日は、松本さんとひとみさんがあいにくの船酔いでダウン。 吐噶喇の海――本当に過酷です。 黒潮本流とウネリが複雑に絡み合い、時に信じられないような波が立ち上がります。
どれだけ九州の海に慣れている方でも、「自分は船酔いしない」と豪語する方でも、思わずダウンしてしまうほどの海況。 自然の力の前では、誰もが無力になる瞬間があります。
そしてもうひとつ、体調管理も重要。 釣行前夜のお酒の飲みすぎは、船酔いのリスクを高める要因にもなります。 楽しい時間もほどほどに――翌日の海に備えることが、最高の釣果への第一歩です。

松本さん、ひとみさん、本当にお疲れさまでした。 次回は穏やかな海と万全のコンディションで、思い切り楽しめますように。


そして、この日の釣りも無事に納竿。 お世話になっている「松元荘」へと戻ります。
なんと松元荘、またしても増改築! 今回は新しくリフォームされたお宿へ。
皆様、Tシャツありがとうございました!
松本さんとの二人部屋は、いびき合戦必至の予感(笑)
女将さん、船長の妹さんたちが、心のこもった美味しい料理をふるまってくださり、疲れた体に染み渡るひととき。 釣りだけでなく、こうした人との温かい交流も、この旅の大切な思い出です。


翌日。
期待を胸に海へ向かいましたが、前日とは打って変わって静かな海況。 まるで前回の種子島釣行のときのように、状況が一変していました。

ムロアジの泳がせにも反応はなく、魚の気配は薄いまま。 自然の厳しさを改めて感じる時間となりました。

フェリーの発着に合わせ、9時半に納竿。 釣果は控えめでしたが、今回も充実した釣行となりました。

司船長、松元荘の皆様、ご参会いただいた皆様、ありがとうございました。 また次回、吐噶喇の海に挑みましょう。


「WhiteInsight 8210 Proto」
PE10号対応・遠投性能に特化したキャスティングロッド

WhiteInsight 8210は、クロマグロをはじめとする大型魚をターゲットに、数年間にわたるフィールドテストと開発を重ねて完成したモデルです。 PE10号を使用したロングキャストに特化し、遠投性能と操作性を高次元で両立。満を持してのリリースとなります。

これまで、クロマグロ・GT・ヒラマサなど、様々な状況下で使用してきた実績があり、ナブラ打ち、アゲインストでのキャスト、誘い出しなど、多彩なシーンで高い汎用性を発揮します。

主な特徴:

  • 120㎏前後までのクロマグロ・キハダマグロのキャスティングゲームに最適

  • GTや大型ヒラマサにも対応可能なパワー設定

  • PE10号対応で、ロングキャスト性能に優れる

  • 実戦で磨かれた調子と信頼性

今シーズン、満をじしてリリースとなっております。
あらゆるターゲットとの出会いを、この一本で。

 

「泳がせ Proto No.2」

吐噶喇の海で鍛え上げた、泳がせロッド

数年前から吐噶喇列島の海を舞台に、過酷なフィールドテストと改良を重ねてきた泳がせ専用ロッド。今回使用したのは、改良を加えたProto No.2モデルです。

しかし、

幾度にもわたる実釣テストを通じて、ブランクのネジレ耐性や強度、さらにガイド・リールシートの接着強度など、細部にわたる検証を重ねてきました。 その過程で、あるタイミングを契機にブランク構造を大胆に見直しました。従来モデルから大きく進化を遂げています。

すでにInstagramでは一部情報を公開しており、協力者との実釣では大型魚とのファイトも複数回経験済み。過酷な現場での信頼性は、確実に高まっています。

現在、急ピッチで開発が進行中。商品化も比較的早期になる可能性があります。 続報は改めてご案内いたしますので、どうぞご期待ください。

(200㎏を超えるクロマグロには対応しておりません。専用モデルとして企画しております。)

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#トゥルースジャパン
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その数日後
氏原亭でBBQを楽しみながら、反省会も兼ねて盛り上がりました。
松本さんも駆けつけてくださり、さらに賑やかなひとときに。

今回は、新しく制作した泳がせ用プロトロッドと、従来のブランクで作ったモデルを比較。 船上ではなく陸上での検証でしたが、しっかりと曲げ比べを行いました。

泳がせ釣りが大好きな中島さんも駆けつけていただきました。遊漁船「TAKECHIYO」の船長でもあり、カンナギやクエなどの大型魚も得意とされています。

まずはProto No.2。 今回、私がGTをキャッチしたモデルです。使用時は楽に感じましたが、改めて見ると支点がやや遠く、負荷のかかり方に特徴があります。
そして今回新たに制作したProto。 1ピース構造ながら、必要な部分はしっかり残しつつ、支点を手前に設計。 握力への負担が少なく、高負荷でも楽に扱える仕上がりになっています。
なみに今回、船酔いでダウンしていたひとみさんも、この新しいProtoをしっかりと曲げこんでいただきました。
女性でも持ちこたえられる設計は、確かな進化を感じさせます。
これから実釣を重ねて、細部のセッティングを追い込み、理想の一本に仕上げていきたいと思います。


氏原亭には広々とした倉庫スペースがあり、BBQ設備や仮眠スペースも完備。 さらに、ロッドをしっかり曲げて検証できる設備まで整っています。

現在、熊本県内には当製品の取扱店舗がございません。 そこで、熊本のユーザーの皆様に向けて、来年春頃を目途に展示会の開催を企画中です。 駐車スペースも十分にあり、アクセスも安心です。

氏原さんのご厚意により、会場の準備も進めております。 詳細が整い次第、改めてご案内させていただきます。

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WhiteInsight 8210


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