Shore GT Spinning Model Vol.1(Proto No.1 No.2)

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2020.06.16

ショアからGTを獲る為の、スピニングモデル。

Spec
Length : 10ft 6inch(2pc)
Line : Pe8-10
Lure : 60-250g

要求されることは、
・スピニング専用設計(只今テスト中のベイトモデルとレングスは同じですが、調子が異なります。)
・荒々しいロックショア、瀬際や足元での攻防を凌ぎ、誘導するためのレングス設定
・PE8号メイン(マックス10)
・長時間投げ続けられる軽快さ、ロッドがルアーを送り込んでくれるような体への負担が少ないテーパー
・一本であらゆるルアーに対応できる、幅広いルアーキャストウェイト 60~250g
・キャストと操作、掛けた時の粘りとトルクのバランス。
・足場が悪い磯での使用、安定したファイトが出来るテーパーと大型魚の走りを制御できるパワーの両立。

2019年春よりテスト開発を開始。No.1そしてNo.1を少々パワーUPしたNo.2。
2019年(去年)6月 Proto No.2での実釣

Rod : Shore GT Spinning Model No.2
Reel : SALTIGA 6500
Line : VARIVAS SMP #8
Leader : Nylon220lb 80号
Lure : UZU 梅雨ブギィ D5 (Proto SllowSinking)

初めての30㎏オーバーを掛けたので思いっきりロッドを立てて強引にファイトしてみました。
ファーストランを10m以内で抑えて、足元まで寄せるまで休まずにポンピングし、2分ほどで浮上さえました。
一週間ほど毎晩キャスト続けましたが、ヘビーウェイトな梅雨SDプラス(Proto190g)でも強風下でストレスなく振り抜けることが出来ました。
第一印象は柔らかいと感じでしたので、張り付きや真下からのリフトがどんな感じかなと思ってロッドを立ててみましたが、意外にロッド操作に反応よく応えてくれて楽に上がったので正直驚いております。
早く40㎏オーバーを掛けて確認したいです!

去年は、このGTのご報告が最後になっております。
コメントにもありますように、一見柔く感じがちですが、キャストはルアーをロッドが運んでくれるようなフィーリングで、魚とのファイトでは絞り込むほどパワーと粘りが出てくる調子になっております。先にオフショアで開発を行った「OceanSprinter838/8110」のフィーリングと似ております。私も838/8110のテストの際に同じように感じました。
実際、この年「OceanSprinter838」ご愛用の江浦様が堤防で50㎏オーバーをキャッチされています。
その時のレポートになります。


そして、2020年6月。

1日目
S氏、No.2にて昨夜と合わせて4本キャッチ。
Tackle
Rod : Shore GT Spinning Model No.2
Reel : SALTIGA 6500
Line : VARIVAS SMP #8
Leader : Nylon220lb 80号
Lure : UZU 梅雨ブギィ 190gProto 他




T氏、No.1にて40㎏オーバーをキャッチ。
Rod : Shore GT Spinning Model No.1
Reel : STELLA 18000
Line : VARIVAS SMP #8
Leader : Nylon220lb 80号
Lure : UZU 梅雨ブギィ 190gProto 他


2日目
今度はS氏とT氏ロッドを入れ替えて実釣。
雷雨の為早めの引き上げになりました。
お互いキャッチに至り、ロッドの違い等を確認。
T氏
Rod : Shore GT Spinning Model No.2
Reel : STELLA 18000
Line : VARIVAS SMP #8
Leader : Nylon220lb 80号
Lure : UZU 梅雨ブギィ 190gProto 他


S氏
Rod : Shore GT Spinning Model No.1
Reel : STELLA 18000
Line : VARIVAS SMP #8
Leader : Nylon220lb 80号
Lure : UZU 梅雨ブギィ 190gProto 他


3日目
食いがかなり浅くボイルに叩き込んでもあたりすらなかったり、 ヒットしても足元でばれたりとうまくいかないことが多かったです。 結果、私もT氏と各1本づつキャッチ。 私は5回もフックアウトしてしまいかなりの大物も2度も逃がしてしまいショックでしたがNo1を思いっきり曲げてみたりも出来ましたのでよかったです。

S氏
Rod : Shore GT Spinning Model No.1
他同じ


T氏
Tackle
Rod : Shore GT Spinning Model No.1
他同じ


4日目
なかなか口を使ってくれずタイミングよくぶち込めた時の1本のみで終わりました。
こちらは月がだいぶ上がり明るくなってきたため帰って来ました。T氏と私、2本づつ T氏の2本目は40kg超えてました。
S氏


T氏


5日目


6日目
南からの横風となる強風が吹きヒットに持ち込むのは大変でした。 私が3つ T氏はかなりデカイのに1発やられてしまいました。


2日目からのタックル再確認

S氏
Rod : Shore GT Spinning Model No.1(初日はNo.2)
Reel : STELLA 18000
Line : VARIVAS SMP #8
Leader : Nylon220lb 80号
Lure : UZU 梅雨ブギィ 190gProto 他

T氏
Rod : Shore GT Spinning Model No.2(初日はNo.1)
Reel : STELLA 18000
Line : VARIVAS SMP #8
Leader : Nylon220lb 80号
Lure : UZU 梅雨ブギィ 190gProto 大型スプーンなど

これからの実釣を終え。
去年の実釣でNo.1が若干弱く感じるとの事で、パワーUpしたNo.2。
今回2人の協力者の元、雨、嵐、強すぎるほどの向かい風等、とても過酷な条件の中使い比べていただきました。

No.1
キャストフィーリング、No.1でも十分に200gを超えるルアーをキャスト出来る。ライン抜けも素晴らしく、トラブルは一回もなかった。
小型ルアーの乗りも良く、キャスト続けてもロッドがしっかり送ってくれる感覚で、非常に楽でありながら、飛距離が素晴らしい。
ファイト、持った感じライトに感じたが、ファイトを重ねるほどに、大型になる程、パワーとロッド自体のリフトパワーと粘りを感じた。欲を言えばもう少しパワーが欲しい。
グリップに関して、リールからエンドの距離は問題ない。ファイト時フロントグリップ先端を握って耐える又はリフトする際、形状等の改良が必要。

No.2
キャストフィーリング、200gを超えるルアーをキャスト出来る。ライン抜けも素晴らしく、トラブルは一回もなかった。
ベリー部分が少々強く感じ、大型ルアーのキャストではロッドを曲げるための力が必要。
長時間キャストでは少々疲れを感じた。
ファイト、魚の走り、誘導、リフトパワーは素晴らしいが、腕力と体重が必要だと感じた。
グリップに関しては同じく改良が必要。

以上の事から、改良を行いProto No.3へ移行します。
ファイト動画を多数いただいております。しっかりまとめてTRUTH JAPAN YouTubeにてご案内させていただきます。

開発コンセプトは、ロックショアをメインに使えるスピニングモデル。
秘境の海とはいえ、GTとの遭遇、数多くのファイトは大変貴重なものです。
ロッドのパワー、ガイド設定、すべてにおいて、実釣ではないとわからない事が沢山あります。
堤防GT、爆風大雨の中でのキャスト、足場が良くロッドにより高負荷を掛けれる事、直下に張り付いたGTのリフトによる高角度でのファイトなど、ロックショア以上にロッド性能を求められる場面もあります。
今回のデーターを元にNo.3を制作し、No1.2.3と改めて比較していきたいと思います。
開発は納得が行くまでじっくり進めていきます。

Sさん Tさん過酷な自然環境の中、弊社のテストロッドを振り続けていただき誠にありがとうございます。
心より感謝しております。
お陰様で大変貴重なデーターがとれました。
新型コロナウイルス感染症が終息し、また皆様にお会いできる日を楽しみにしております。
その際は私もテスト釣行に同行し間近で確認、次回は磯での実釣を動画に納めたいと思っております。

協力
IslandHoppers
南風丸

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