種子島GT 7月中旬 すみ丸 (OceanSprinter711RS 他)

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2020.08.26

7月中旬、吐噶喇列島 諏訪瀬島 南風丸の釣行に熊本のお客様よりお誘いを頂き、準備を着々と進め非常に楽しみにしておりました。
しかし、再び新型コロナの影響で島民以外の渡島が出来なくなり残念ながら中止。島の方々の事を考えるとやむを得ない事です。
普段からお世話になっている薩南海域の船長の皆様に連絡をしていると、いつもお世話になっている豊生丸岩元船長のご紹介を受け今回同じ種子島の「すみ丸」の押川船長にお世話になることになりました。

テストロッドと併せて使用タックルの事でご質問を頂くことがありますので、少しだけご説明させていただきます。

メイン使用ルアー
右より
HAMMERHEAD CHERRY BOY 240 約160g (フック込み)
ダイブ、スライドはもちろんロッドとリーリングで様々なアクションを演出可能です。
GTのみならずヒラマサも実績高い安定のルアーです。


HAMMERHEAD CHERRY ASY240 約170g
頭が大きく、少々押しが強く、水に絡みらみ安いので、時化や潮波があるポイントで使用します。


HAMMERHEAD CHERRY Pai 250 PROTO 約170g
上記2機種とはまた違ったアクションです。
ダイブしZアクションでジグザグします。大きいサイズなのでカツオ、シイラやダツを捕食している時に効果がありそうです。特に種子島や吐噶喇のGTには良さそうです。


native-works Napalm250 約180g
220mmもよく使用します。約150g 
ダイビングポッパーでありながら、ダートします。
非常に簡単に操作が可能です。時化や潮波が激しい場所での使用が多いです。

ロッドテストなので、その他様々なルアーを使用します。


フックは信頼のおけるデコイ社製品の7/0以上をメインに使用しています。(7/0以上を装着できるルアーを使用しています。)
安全面、危険回避はもちろん、GTの強靭な口周りへの貫通性能を少しでも上げれるようにバーブレスにしています。バーブレスが原因でバレたことはありませんし、もしバラシがあってもそれ以上にフックが貫通せずに伸ばされる、または折れる事のリスクがあるように感じます。


リーダーの先端にはザイロンノット40号10㎝程をエイトノットで結束。
あってはなりませんが、飲み込まれてルアーの少し前を切られることもあります。
それを予防するためと、少々ルアーの動きが良くなるような気がします。
黒いラインは食いに影響があるか?シンキングでも食ってきますし、あまり気になったことはありません。

メインラインは、PE8以上(PE8メイン)を使うようにしています。
種子島の周囲は非常に浅く、潮流も早いポイントが多いです。船でフォローを入れる場面も多々あります。
また、そんなフィールドなのでGTの少しでも変なところに掛かったりすると(スレ掛り)、寄せるのにも時間がかかり一苦労します。
6号使用で飛距離も大きく変わることはありませんし(60gほどの小型ルアーは飛距離が伸びます。飛ぶと飛ぶほどラインブレイクの確立も上がります)、PE8号を使ってもPE6のドラグ設定で挑むことは可能ですので、体力に応じてドラグを調整することが出来ます。
ポイントの地形を熟知し、GTとのファイトに慣れている方ほどPE6を使われても問題ないように感じます。
(あくまでの私が挑んでいるタックルですので、ご参考までによろしくお願いいたします)


今回のTESTロッド。
7月リリースを迎えた
OceanSprinter711RS と WhiteInsight7210 をメインに、
WhiteInsight8010、OceanSprinter8110です。

PE8をメインに、7210にはPE10をセット。

ご同行頂く地元熊本の方々、大変ありがたい事にTRUTH JAPANユーザー様です。

今回は2泊3日。
初日昼から、2日目終日、最終日午前中の実釣予定。
梅雨前線が停滞し雨も多く不安定な日が続いています。
海も水潮や水温低下で苦戦を強いられることは覚悟しておりました。
初日、ベイトの反応や目視できるダツやトビウオも少ない状態。連日の雨の影響で水温低下が原因なのか。また南西の風が強く、表面に出ることが出来ず、GTからの反応を得ることは出来ませんでした。

そして、波が落ち着いた2日目。
沖の曽根を目指しました。海の色も良く、シイラなどの反応もあり、期待が持てます。
時折カツオの姿も見られ、テンションは上がりますが、GTからの反応を得ることは出来ません。
水深40mほど、きっとGTはいるはずと思い、必殺のオジサンの泳がせを試みることに。
松本さんがサビキを投入、さっそくオジサンが連続ヒットしエサを確保。
WhiteInsight8010を使っていただき、オジサンをフカセ(おもりを付けずに)流すことに。
水深50m~20mの駆け上がり。
30m付近に差し掛かったとき、フリーにしていたラインが勢いよくでました!ヒットです!!
普段トカラでムロアジの泳がせをしている松本さん、手慣れた感じでしっかり走らせ、ベールを返します。
うまくフックアップ完了、ファイトが始まりました。

良い引きです!
良型のようです。

走りが落ち着いてから、ミヨシへ。

10分ほどやり取りが続きました。

あと少し、魚体はうっすら見えています。
松本さんも辛そうです。

ところが、魚体が反転した瞬間、リーダーブレイク。
ハリスを飲んでいて、反転した際に歯に触れたのでしょう。

良いサイズだっただけに残念です。

その後は反応を得ることはできず、ポイント移動。
ルアーへの反応が全くなく時間だけが過ぎ、最後に吉住さんが禁断のオジサンをフカセで流しました。
一発でヒット!しましたが、水深15mともありファーストランで根ズレとなりました。

3日目
大雨雷となり中止。
種子島を後にしました。

今回ルアーではGTの反応を得ることは出来ませんでしたが、今期リリースの「OceanSprinter711RS」を様々なルアーを使用し、投げ倒しました。
トラブルもほとんどなく、ライン抜けも良く、とても快適にキャストを行えました。
操作性に関しては、OceanSprinter838/8110と比べると、高反発で張りが強く、よりシャープなフィーリングです。
ロッド詳細ページでも説明しておりますが、アゲインストでのキャスト性、操作性に優れております。
口径が大きいポッパー、ダイビングポッパー等はより切れのあるアクションを、ダイビングペンシルに関しては、ラインスラッグを使用するなど気を遣う面はありますが、ソフトティップのロッドでは表現できないキレキレのアクションが可能です。ペンシルを使用する際はミヨシではなく、一段下に降りた時に使用すると船べりまできっちり操作することが出来るほか、ダイブしやすく水中での操作感の幅も広がります。

ご同行いただた皆様、すみ丸の押川船長、豊生丸の岩元船長、ありがとうございました。

7月末、再び種子島GTに挑みます。


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