GTキャスティング 種子島(OS Kishigasaki Sp / WhiteInsight 611 7610)

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2021.01.03

9月~11月の種子島GTテスト釣行、今回は11月の豊生丸をご案内いたします。

2020年リリースモデルOceanSprinter711RSに伴い、711RSの出番が多かった年でした。その中でも場面に応じて、OceanSoprinter8110を初めマグロモデルのWhiteInsight7210 もGTでの試用を試み、新なモデルのヒントを掴むためにフィールドに通いました。

種子島の北限地「喜志鹿崎」。
九州本島の大隅半島と種子島最北限の喜志鹿崎岬の海峡。
そこに広がるシャローエリア。
特に西から東へ流れる下げ潮では、黒潮との相乗効果で激流となり、沢山の魚が集まる絶好の漁場でもあります。
ムロアジ、カツオ、シイラ、カジキ、サメ、そしてGT。
GT生息地の北限地と言われる種子島喜志鹿崎(今では温暖化で更なる北上もあります。)そこに生息するGT、厳しい食物連鎖と弱肉強食の中を生き残るために、大きく強くなったのでしょうか。
ここで捕食するとんでもなく強いGTを獲るための特化したモデルを立ち上ることを決意。
そのロッドに求められるものは、
風よりも潮の流れが強い為、アゲインストで投げなければならない。
その為に必要な、ライナーで打ち込めるOceanSprinter711RSの高反発でシャープなフィーリング。
そして、激流とウネリ、激しい潮波の中で、縦横無尽に走り回るGTの走りを、安定した体制で受け止め、リフトするOeanSprinter8110の懐の深さと強さ。
走りを制御するため高負荷を容易にかけ続けられ、アングラーの負担を軽減するWhiteInsight7210の強さの中にある優しさ。
そして、一般的な体格(体力)のアングラーが努力の末使いこなすことが出来るスペックであること。
この喜志鹿崎のGTゲームで必要とされる、この3モデルの利点を1本に集約した、Proto第一弾のブランクが11月初めに上がりました。

開発Spec
Length : 150gを超えるルアーを一日中キャストしても疲れない、そして潮波とウネリの中ハイプレッシャーを容易にかけ続けられるレングス。
長年種子島のGTフィッシングに携わってきた豊生丸 岩元船長のアドバイスもあり、7ft 5inchに決定。
Line : PE8-10

急遽ロッドを組み上げ、11月下旬豊生丸へ。
今回は、私一人で2日間の実釣です。





大型のルアーを装着。
すべて、Decoy7/0・8/0装着です。

潮と風の加減をみて、初日は沖のシャロー域へ。
海の色が悪く、魚の活性も良くない状況。
新しいProtoモデルでの一投目。
シャープで快適、弾丸の様にルアーが飛んでいくイメージ。
操作性は、多少気を使いますが、慣れれば問題ない範囲。
しかし、投げ続けて、そしてかけてみなければわかりません。
ポイントを移動、少し西側に行くと一変!
綺麗な青々とした潮が流れ、ダツが時折飛び跳ねる状況。
数流し目、反応はすぐでました。
駆け上がる一歩手前で出てくれました!
最初はGTと思い、フッキングを行うと。
水面でバシャバシャと尾びれを出して暴れている。
キハダと思いファイト。

20㎏ほどのGTでした。


Tackle
Rod : OceanSprinter Kishigasaki Sp(仮名)
Reel : STELLA 14000XG
Line : SUNLINE ULT #8
Leader : SUNLINE Nylon#50 + ZylonKnot#40
Lure : HAMMERHEAD Cherry Pay 250
Hook : Decoy 7/0


特製前掛けを作りました。
今回は膝置きにはしていません。
皆さんもご使用ください!

このクラスでは、そこまで曲がることはありません。
掛けた瞬間、魚が少々暴れる感覚がありました。
引き続き、ファイトを試みます。

この日は納竿。


次の日。
喜志鹿崎へ向かいます。

冬の喜志鹿埼。
ポイントに近づくと、やはり海面が盛り上がっています。
恐怖を感じる事もある、潮波。
その中から突然現れる黒い影。
ポイントに入るときは、毎回ゾクゾクします。

潮はそこまで行きませんが、このような時は少しの変化でその時は訪れます。
今日の状況を見て、HAMMERHEAD Cherry Pay 250 Proto から、Cherry Boy 240へ変更してみました。
ルアーの後ろで盛り上がる海面。
その後、ポーズをとりワンジャークするとルアーをひったくっていきました!
水中に潜りきれずに、水面で大きな尾びれをバタバタと。
一瞬サメとお思いましたが、GTの尾びれでした!
大きそうです。一気にアドレナリンが吹き出します。

出たところは水深13m、全く油断できません。
潮上に走ります。
船長とやり取りを行い船で追ってもらい、ラインを立たせます。

立ったところで、勝負に入ります。
結構なウネリですが、安定したファイトができます。
今回はブチ曲がります。
Dra15kg 時折ハンドドラグで、直下でハイプレッシャーを与えます。
係りどころは良さそうなので、もう時期浮いてくるはずです。
行ける!
と思った瞬間、前触れもなくブレイク。
見てみると、PEから切断。
流れながらファイトをしている時に、大きなシモリに触れたのか?
それとも、ファーストランでPEを損傷していたのか?
いずれにしても、敗北。

Tackle
Rod : OceanSprinter Kishigasaki Sp proto no.1
Reel : STELLA 14000XG
Line : SUNLINE ULT #8
Leader : SUNLINE Nylon#50 + ZylonKnot#40
Lure : HAMMERHEAD Cherry Boy 240
Hook : Decoy 7/0

今まで多くのGT、ヒラマサをキャッチしてきた、
「HAMMER HEAD Cherry Boy 240」をロストしてしまいました。

その後もキャストを繰り返すが、11月下旬ともあり数は決して多くはありません。
しかし、個体が大きい。

そのGTのジアイは一瞬、その後反応を得ることはできずに、納竿。




岩元船長、遅くまでありがとうございました。

今回2日間キャストを続け、2本のGTとファイトを試みることが出来ました。
改良点はすでに定まり、現在Proto No.2を試作中です。

その他、津軽海峡のクロマグロに対応するTUNA Model WhiteInsight611 12/ 76 10 のキャストフィーリング等もしっかり確認できました。
ガイド抜け、キャストフィーリングは抜群の仕上がりです。

また次回の実釣と共にご案内いたします。

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