WhiteInsight 7415 (2024年5月リリース決定)

TOPプロダクトWhiteInsight 7415 (2024年5月リリース決定)

津軽海峡 クロマグロ対200㎏オーバー、シングルファイトを目標とする「TRUTH JAPAN」最強モデル

7ft4inch PE12-15号対応

2022年
170㎏オーバー他、津軽海峡でのファイトを重ね、新しいモデルの構想が浮かびました。 

「目指すは、対200㎏オーバー、シングルファイト」

ただ強いだけではない
船のフォローに応じたパワーと調子
海峡 激流の中でのファイトに適したパワーバランス
旋回時のロッドストロークと曲がり支点
さらなる高負荷をかけれる調子と強度
長時間竿を立てながらも、体への負担減になる吸収できる素材構成
(ここまでのモデルに軽さは求めません、グラス素材を多用したブランク構成になります。)
等 

函館STEEL 菊池船長とも何度もやり取りを繰り返し、今までとは全く違う構成にチャレンジした proto 第一弾。

今までのラインナップの特徴
●グリップエンドまで一本のブランクで構成される1pc構造
WhiteInsight 611 12
ファイト時、リールシートもしくはフロントグリップのホールド部分を支点に、リアグリップまでほんの少しながらもしなり、ロッド全体で負荷を逃がします。
何よりも、素晴らしい破断強度を誇ります。
その事により、高負荷をかけながらもアングラーの負担は少なくなります。もちろんショートレングスによる恩恵もあります。
直下でのリフト時や、残り十数メートルまで詰め大きく旋回し船下から出てくるタイミングで思いっきり寄せ上げる際、フロントグリップまで曲がり力が分散されることにより、リフトパワーに物足りなさを感じるような感覚があります。更にはレングスの関係もあり長いストロークが必要になります。
仕舞寸法が長いので、持ち運びが多少不便な時あります。(国内の飛行機での移動の際、問題になったことはありません。)

●グリップ脱着式 フロントグリップの先で脱着を行う2pc構造
WhiteInsight 7610
負荷をかけてもグリップ部分はほぼ曲がらず、フロントグリップの十数センチ上~バットガイドの間で曲がり込みは止まってしまいます。
バット部分の残りが大きいので、素晴らしいリフトパワーを発揮します。
マグロ旋回時も進行方向にリフトタイミングを合わせれば、アングラーの気持ちに応え、よりスムーズに頭を誘導することが可能です。
しかし、長時間ファイトになると、そのバットの残りによえるファイト支点が遠いことで、アングラーの体力が失われる事があったり、マグロとの接近戦での急な突っ込みを吸収できずにのされる事もあります。
また、61112の1pc構造と比較すると、その破断強打は若干落ちます。(しかし、今まで破損に至ったことはありません。)

今回の弊社マグロキャスティングモデル最強とも言えるこの Proto には、この2モデルの良い部分を形にしてみました。

下記の画像の様に、リールシートの少し上でのジョイントになります。
61112 の1pc構造の曲がりと衝撃吸収、7610 のグリップジョイントの強靭なバットパワーをこの一本に。

マグロキャスティングモデル whiteinsight シリーズ、最も強いモデルになります。
それに伴いグリップ、ガイド等の取り付け等にも更なる工夫を施します。

WhiteInsight 61112 のテスト開発時の Proto モデルの破損
菊池船長による桁外れのキャッチ&リリースによりコーティング等に疲労が溜まっていたのか、ファイト中PEラインにより真下に引っ張る力が加わりガイドフレームが変形しコーティングから抜け、ロッドが破損に至った事がありました。
それを機にガイドフレームが抜けないように試行錯誤を繰り返し、その中でも最も適すると思われる方法で今回の Proto も制作しています。

2024年リリースを目標に、様々なフィールドで実釣を重ねていきます。


そして、2025年1月までの実釣を終え
STEEL菊池船長による桁違いの実釣。
度重なるキャストと操作、そして津軽海峡や太平洋にて150㎏オーバーを相手にファイトを行ってきた結果、200㎏オーバーと渡り合うためのパワーと調子であることを菊池船長は確信。
やはり自分自身(前田)で体感しリリースを決定したいと思い、例年以上に函館STEELに通いました。
菊池船長と共にキャスト性と操作性を確認しながら、私自身も大型クロマグロとのファイトを体感。
そのファイトを終え、このロッドの底知れぬポテンシャルを知ることが出来ました。テーパーとパワーバランスからレングスは 7ft4inch に決定、握力に負担が少なくグリップ力を発揮できるようグリップ形状の改良を多少行い、自信を持って最終仕様を決めることが出来ました。

このロッドで行ったファイト(ご参考までに) 
目測100kg未満は、ロッドを立ててファイトを行いランディング直後は脇抱えのファイトで難なくキャッチアンドリリースできました。
大型に対してロッドを立ててファイトする際は、もちろん体力があり元気なうちはロッドを立てファイトをすることが可能です。しかし次第に握力や腕力そして体力が低下しロッドを立て続ける事が困難になります。その時に画像6枚目の様にポールにリールシート部分を当てそこを支点としたテコの原理で高負荷にも耐えることが出来きました。その際リアのEVAグリップ部分ではなく、なるべくリールシートに当てるように心がけています。いくら強いブランクとは言え体重をかけすぎると潰れて破損に至る可能性もあるからです。ほんの少しテコを利用するだけで体への負担は軽減されかなり優位に戦えます。(大きいGTの際も状況により行ってきました)またロッドエンドには上に上がろうとする力が加わりますので、エンドが上方向に抜けないようなギンバルベルトが必要です。抜けるとロッドエンドが顎等にあたり大変危険です。私は MC works さんの「 TT BELT 」と SOULS さんの「サポートベルト」を使用しています。(グリップエンドを抜く際もスムーズに行う事ができるので安心できます。)もちろんポールに頼らないファイトが良いと思いますが、私はロッドを立て続け高負荷で長時間耐えることが出来ません。
また直線ファイト時もこの強烈なバットパワーは、アングラーに優位に働きかけてくれます。魚が大きいほど大きな弧を描きますが、これはランディング直前20mを切ったところから更に大きくなります。その際もポールを利用しています。アングラーより前に魚が出ている時はアングラー側の攻撃のタイミングです。船下に張り込む際はラインがポールや船縁に触れないようにリールを反対(上向き)にし守りにはいりますが、その際もポールにフロントグリップ部分を支点にグリップエンドを脇に抱え、体重を乗せロッドを少し曲げるような角度で耐え続けると、ロッドの反発力が常にマグロにプレッシャーを与え続け一瞬油断した際に頭を向かせることが出来、ラインを少しでも巻き取る事が可能になります。
自分自身の力だけでは太刀打ちできない相手に対しては、この様に船のポールを利用しファイトを行いました。これはポールの高さが重要となってきます。GT船の様な股下程の高さが有効で、菊池船長もGTゲームのように腰を落としてファイトを行うアングラーなので、そのスタイルに対応できるようこの高さに設定したそうです。
*ファイトスタイルは皆様それぞれございますので、あくまでもご参考までにお願いいたします。

また、気付いた点がありましたら追記させていただきます。


リリースは、2024年5月頃を予定しております。

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