2020.12.16

長崎五島列島ヒラマサキャスティング釣行にご同行いただいた吉田様。

この日初卸のOceanSprinter711RS OverHead（ベイトキャスティング）Customで、キャッチ頂きました！

手前に来て、とても力強い突込みを見せてくれました。
ベイトモデルとしても、素晴らしいロッドの曲がりだと思います。

オフショアのベイトキャスティングに拘り、タックルやラインシステム等の試行錯誤を繰り返し、辿り着いた価値ある一本です。
キャッチおめでとうございます！

今回はメンバー釣行にお誘い頂き誠にありがとうございました。とても有意義な時間を過ごすことができました。
またご一緒できる日を楽しみにしております。

今までも何度かご一緒させていただいた吉田様、特にリールに関して様々なモデルを試みておられます。
それぞれのリールにあったハンドルの形状や素材、ノブの重さ、ラインキャパに応じたライン号数選択など。
あたらしいスタイルを形にするにはすべてが手探りで、強い探究心をもって前向きにチャレンジされています。

今回はロッド制作時のガイド設定に関して、吉田様からのご希望を形にしました。
今まではTranx500でのテストでライン放出位置も若干高く、ストリッピングガイド位置もそれに応じて設定。またGT狙いでのラインシステムや太いリーダーやロングリーダーを使用することもあり、TOP16サイズからスタートしておりました。
今回はヒラマサキャスティング、リーダー210lb、TOPリング12からスタート。そしてロープロ形状のベイトリール（エランやレグザ）の為、放出角度が違ってくるため、ストリッピングガイドの位置も変更。

結果今回の実釣を終え、小口径設定での軽量化による、キャスト時のブレも抑えられ、操作性も向上。
ファイト時は、ブランクによりラインが近づくためねじれ（ひっくり返る力）を抑え、より安定したファイトを可能にできました。
吉田様がキャストされている時ももちろんですが、ファイトされている時もじっくり曲がりや調子を見る事ができ、今後ヒラマサキャスティングによりマッチするベイトキャスティングのガイド、グリップ設定を見出す参考にすることが出来ました。

今までベイトキャスティングの方と同行し、経験等をお聞きし、オフショアベイトキャスティングの利点は、以下の様に感じております。（スピニングメインの私が感じた点）
・春マサなど魚体が大きいがベイトが小さいとき等、大きなPEを使用しながら、スピニングよりもキャスト飛距離を出せる。
スピニングは太くなるとライン放出時のライン叩きが大きくなり、小さいルアー（30gほど）は特に飛距離が伸びません。
・巻き取りパワーが強い
・ハンドドラグで瞬時にドラグ値を調整可能
・クラッチを一瞬で切れる
・構造がシンプル
・バックラッシュがなければ、PEライン消耗が少ない（放出ループが小さい為）
・キャスト、操作がより楽しい
・取り回しが早い

先日のSARASIの展示受注会でも、ベイトキャスティングモデルにご興味をお持ちの方、制作をご依頼される方々も多数ご来店いただき、それぞれの体格やスタイルに応じ各ロッドを曲げこみ色々とご意見を頂戴することができました。

今後のオフショアベイトキャスティングゲームの大きい可能性を感じた釣行、展示会でした。

これからもTRUTH JAPANでは、オフショアベイトキャスティングモデルの開発に力をいれ、皆様の様々なご要望にお応えできるよう精進してまいります。

最後に今回使用された吉田様のOceanSprinter711 RS OverHead （ベイトキャスティング）Customです。

画像では中々お伝えすることが出来ませんが、日に当たるとこんなにきれいに輝きます。

こちらは前回オーダーいただいた、OceanSprinter8110 の OverHead (ベイトキャスティング）Customです。

こちらは、このモデルでのレポートになります。
長崎五島列島 夏マサ ベイトキャスティング (OceanSprinter8110 BAIT Casting) | TRUTH JAPAN

ベイトキャスティングご検討の方は是非ご覧ください。