SeaBass Spnning 89SM Proto No.1 (Type1 / Type2)

TOP製品のテスト / 開発状況 / スタッフ釣行SeaBass Spnning 89SM Proto No.1 (Type1 / Type2)

2021.01.04

2020年秋にリリースしました「Permission97SMH」。
テスト開発段階では様々なフィールドに通い、シーバスをメインに同じフィールドで遭遇する青物、真鯛などとのファイトも重ねてきました。
下記の「97SMH」の開発模様にも記載しておりますように、中規模河川でのウエーディングや、小場所、港湾部でも多くの実釣を重ねた結果、レングス、リアグリップを長く感じ、またオーバーパワーであることを実感。
SeaBass Spinning Proto No.2 Permission97SMH テスト釣行 | TRUTH JAPAN
2020年8月半ばに新規試作ブランクが立ち上がりました。
レングスは、取り回しを考慮した8ft9inch、パワーは M class。
小型ルアーのキャストと操作性の向上、持ち重り感の更なる軽減を目指します。

すでに当Instagramでも数多くの実釣画像をご案内してまいりましたので、ご存知の方も多数いらっしゃるとは思います。
今回はテスト結果も含め、詳細をご案内いたします。

それぞれガイドとグリプ設定が微妙に違う、Type1とType2を制作。
メインテスターの八谷氏と前田でそれぞれ違うタックルにて交代し使用してきました。

10月 河川ウエーディングにて



八谷氏
Type1にて
Tackle
リール:セルテート2510R-PE
ライン:momoi #1.5
リーダー:VARIVAS NYLON 22LB
ルアー:ZIPBAITS SSM85

セイゴクラスを多数キャッチ。

前田はエイのスレ掛りで、ロッドパワーを確認できました。
Tackle
リール:STELLA 4000MHG
ライン : SUNLINE  ソルティメイト キャリアハイ6 30lb (#1.7)
リーダー : SUNLINE ソルティメイト CUT IN FC25lb(#6)
ルアー:Manglove Studio Saldina 107等

河川のウエーディングでも、取り回しの良いグリップ設定でした。

10月 港湾部にて





八谷氏
Tackle
Reel:セルテート2510R-PE
Line:Momoi  #1.5
Leader:VARIVAS NYLON 22LB
Lure:ZIPBAITS SSM85など

50-70までのサイズを多数キャッチ。
港湾部の護岸された場所でも、取り回しが良く非常に軽快です。

10月 海


八谷氏
Tackle
Reel:セルテート2510R-PE
Line:シーガーR-18  #1.2
Leader:VARIVAS NYLON 22LB
Lure:CROSSWAKE140

70後半、筋肉質で元気な個体。

10月 海

 


八谷氏
Tackle
Reel:セルテート2510R-PE
Line:シーガーR-18  #1.2
Leader:VARIVAS NYLON 22LB
Lure:SASUKE120


シャロー域でのヒットでしたがロッド全体で走りを受け止め根擦れする事無くランディング。



11月 海にて 82㎝

 

 


八谷氏
Type2を使用
ガイド設定位置の違いと、グリップをより軽量化したモデル。
ライントラブルと持ち重り感等バランスを見ます。
(Taype2 前田使用ではほとんどライントラブルはありません。)

Tackle
Reel:セルテート2510R-PE
Line:シーガーR-18  #1.2
Leader:VARIVAS NYLON 22LB
Lure:MONSTERWAKE156F

その後、70Class

 


八谷氏
Type2 にて

Tackle
Reel:セルテート2510R-PE
Line:シーガーR-18  #1.2
Leader:VARIVAS NYLON 22LB
Lure:SWINGWOBBLER145Light

テストの為、破損なども考え、大きめのルアーをフルキャストしております。
高反発でシャープ、しかしM Class決して硬くはないブランクですが、曲がってからの復元力が強く、このクラスのルアーも問題なくキャスト出来ます。
オフショアのキャスティング同様、柔らかく感じるけど、曲がれば曲がる程復元する、そんな感覚です。
ファイトに関しては、ガチガチではなくロッド全体で受け止め、不安は全くありません。


11月 海




八谷氏
Tackle
Reel:セルテート2510R-PE
Line:シーガーR-18  #1.2
Leader:VARIVAS NYLON 22LB
Lure:MONSTERWAKE 156F

 

コノシロパターンにて。
表層引き波、水面爆発。
このモデル最大の97㎝をキャッチ。

ここでは再び、Type1を使用。
一日数回程のライントラブル(トップへの絡み)がでています。

11月 海



八谷氏
ここから先は、Type2 を使用

Tackle
Reel:セルテート2510R-PE
Line:シーガーR-18  #1.2
Leader:VARIVAS NYLON 22LB
Lure:MONSTERWAKE 156F

83㎝、アゴ部分にフッキングし、良く引く個体でした。
キャスト時のライントラブルは今釣行ではありませんでした。
グリップのバランスも良く、より快適に行えています。
(画像はコルクグリプですが、量産品はEVAの予定です。)

11月 海

 

 

 

 

 

八谷氏
Tackle
Reel:セルテート2510R-PE
Line:シーガーR-18  #1.2
Leader:VARIVAS NYLON 22LB
Lure:MONSTERWAKE 156F 

96.5㎝と87㎝をキャッチ。

11月 海

 

 

 

 

 


八谷氏
Tackle
Reel:セルテート2510R-PE
Line:シーガーR-18  #1.2
Leader:VARIVAS NYLON 22LB
Lure:MONSTERWAKE 156F / TKW140

パンパンのシーバス、長さは、87㎝でしたが7㎏アップ。

他にも3キャッチ。

12月 海




前田
Type1 にて 
様々な設定を試みるために、フィールドで試用。

Tackle
Reel:STELLA 4000MHG
Line : SUNLINE  ソルティメイト キャリアハイ6 30lb (#1.7)
Leader : SUNLINE ソルティメイト システムショックリーダーナイロン #8 Nylon35lb
Lure:TACKLEHOUSE K2F 142

前田も、河川から海まで、フロロリーダーとナイロンと色々と使用してきました。
今回はType1ですが、やはりとトップ絡みはありました。
以前はType2を使用していましたが、気になるトラブルはありません。
ガイドに関しては、現段階ではType2が良いのはわかりました。
ラインの放出に関しては、どちらも良好です。
グリップに関しても、八谷氏との意見と同じでType2が良く感じます。

以上、釣果の一部になります。

2020年、海シーバスは厳しい状況でしたが、八谷氏の日々の努力により多くの実釣データーを収集できました。
キャストは高反発でシャープ、ファイトではブランク全体でシーバスの引きを受け止め、粘りを感じながら寄せ上げる。
軽快でありながら、粘り強い! なんとも不思議なブランクです。
超高弾性使用のブランクの為、繊細な部分もあり、M Classのシーバスモデルでありながらもルアーも40g以上のキャストを続け、ランカーとの無理なファイトも重ねてきましたが、十分な強度を保っています。
ほぼ、完成形と言ってよいほどの仕上がりになっており、今すぐにでもリリースしてよいほどですが、まだまだ実釣を重ねていきます。

今年からはまた新たに使い手を増やし、更なるデーターを収集。
リリースに向け慎重に進めていきたいと思います。

 

関連するプロダクト

Permission 89SM (SeaBass Spinning Model)

CUSTOMER’S REPORT FORM

TRUTH JAPAN製品をご利用になった方の釣果を募集しております。

応募はこちら