2021.01.06
2020年12月
大変有難い事に一昨年からユーザー様のご釣友釣行にお誘いを頂いており、今回テストモデルを持ち参加させていただきました。
時化の為、昼前に出港。
波を回避するために島陰を打ちながら、五島列島のポイントに到着。
結構時化ており、雰囲気抜群。水深は、40m付近。
一流し目にご同行の中村様に強烈なバイト!
(他社様のロッドですが、素晴らしい一本ですので掲載させていただきます。)
早速18㎏をキャッチ!!
中村様、おめでとうございます!
ベイトはサンマです。
背に着くのではなく大きく回遊しています。群が中々まとまらず、的を絞り切れません。
常に海を観察し、サンマや鳥の動きに注意します。
その後、メンバーの方も7・8㎏をキャッチし、私も続けてキャッチさせていただきました。
期待の夕マズメ。
ローテーションでミヨシへ入らせてもらい、瀬がある1時方向へキャスト。
着水、3ジャーク目にとても大きな魚体が見え水しぶきがあがりました!
一瞬間を空けると、力強く持って行き、フッキングを決めファイト開始。
Tackle
Rod : OceanSprinter896 Proto No.1
Reel : STELLA 14000XG
Line : SUNLINE ULT #6
Leader : SUNLINE Nylon 130lb
Lure : すどうちゃんの☆・Rolling Dive 225
Hook : 小平商店オリジナル K印・プラグ用シングルフックGT30
とても大きなヒラマサ、水深は50m、PEは新品の6号、ドラグは少々抑えて12㎏ほど。
ファーストランを凌ぎ、ショートポンピングで数リフト目。
あっけなくブレイク。
PEは途中から切れていました。船長に聞くとPEが触れるような大きな根はないとのこと。
システムは夕マズメを迎える前に組みなおしておきましたが、フグ等が噛んでいたのか?移動中やキャスト中に傷が入っていたのか?
悔やんでも悔やみきれません。
これを最後に一日目は納竿。
2日目。
時化も収まりつつあり、午前中勝負。
昨日よりは少なめですが、追われるサンマの姿がはちらほらとみられます。
ご同行の方も、13㎏ほどを頭に数本をキャッチ。
その流れで、私にもヒットしました。
Tackle
Rod : OceanSprinter896 Proto No.1
Reel : STELLA 14000XG
Line : SUNLINE ULT #8
Leader : SUNLINE Nylon 170lb
Lure : すどうちゃんの☆・Rolling Dive 225
Hook : 小平商店オリジナル K印・プラグ用シングルフックGT30
前日ロストした「Rolling Dive 225」。
別のカラーで。
トモでピックアップ間近での水中バイト。
船下ミヨシ方向へ強烈に入り、耐えていると。船長が前進フォローしていただきました。
申し訳ありません。
お陰様で楽にキャッチできました。
丸々の15㎏でした。
ありがとうございます。
PE5-6対応のモデルになります。
しかし、昨日のブレイク、テストともあり今回はPE8号を使用。
水深もありましたので、ドラグは13・14㎏ほどです。
直下に突っ込むときは、ロッドを少々寝かすようにすれば、ブランク強度的には十分にもち、PE4-6対応のロッドですがPE8号のドラグでも十分に使用できます。
魚が突っ込むときにロッドをあおるような(しの字になるような)ファイトになると、破損の保証はできませんので、ご注意いただければと思います。
ライン抜けに関して、今回使用のSTELLA14000番にPE8号であれば、ストレスはありませんし、飛距離もさほど変わりませんでした。(ルアー100g以上)
先日同行したユーザー様とも話していましたが、この様な事を考え、ジギングに比べるとPEラインに対する摩耗が大きく、近距離でのファイトになるキャスティングでは、より安全にファイトを行う為には、PE6を使い少しの飛距離を稼ぎ高切れのリスクを増やすよりは、多少飛距離を犠牲にし安心のPE8号を使用する方がよいのかもしれません。
PEラインも進化しPE6号で80lbや90lbの表示がありますが、安価で引っ張り強度が少なくても少しでも太いPE8号の方が、キャスティングでの強度は出るように感じています。(個人の感想です)特にスピニングはキャスト時のライン放出時の損傷や、ファイト時のガイドリングやラインローラー部分での摩擦熱の発生などがあるのでしょう。
(ご存知のように小型のルアーを飛ばす場合は、PE6が断然有利です。)
その後、同じタックルで一本を追加。
次は、今回お誘い頂いたベイトキャスター吉田様の出番です!
隣で見ていましたが、ズボッ!といい音出して吸い込んでいきました。
フックアップしファイトへ!
今釣行初卸のロッドです。
Rod : OceanSprinter711RS BAIT Casting Model (OverHead Custom)
Reel : Tailwalk ELAN SUPER WIDE POWER 71BR
Line : Pe10
Leader : Prosere Nanodax Leader 210lb
Lure : Hayabusa 120
ものすごく突っ込みます!
そしてランディング
拘りのベイトタックルで最高の一本です!
おめでとうございます!!
詳細はこちらをご覧ください。その時のレポートになります。
長崎五島列島ヒラマサ ベイトキャスティング(OceanSprinter711 OverHead) | TRUTH JAPAN
その後、波、潮ともに落ち着き。納竿の時間となりました。
今回お誘い頂いた吉田様、楽しくご同行頂いた皆様、そして船長、ありがとうございました。
フィールドを通し、皆様のスタイルや使用ルアーやアクション、そして食わせ方まで色々と拝見させていただき、大変勉強になりました。
今回メインで使用した「OceanSprinter896」。
2020年1月よりProtoを使用してきました。
試作No.1から、ブランクに関してはコンセプトに対し改良の余地は見られず、ヒラマサキャスティング釣行の際はいつも使用してきました。
今回の釣行を終え、リリースを決定することになりました。
「856」譲りのシャープでキレのあるキャストフィーリング。
今回乗船したような大型船(もしくはそれ以上)で、飛距離を出すための、誘い出し、ナブラ打ちモデルとなります。
レングスを感じさせないバランス、楽に振り切りぶっ飛びのフィーリングです。
今回の様に時化の日など、足元まできっちり引くことができ、大変重宝しました。
STELLA14000XG SALTIGA14000Hと様々なラインとリーダーで使用してきました。(関東でも同時にテストを行っております。)組み上げ当時ティップ部分のライン絡みがありましたので、一度設定を変更。その後はほとんどトラブルはありません。
*キャスト方法、ラインシステムによりトラブルの発生率は変わりますので、ご了承ください。
今釣行、その他使用モデル
・OceanSprinter Kishigasaki Sp(仮名)
・WhiteInsight 7610
キャストフィーリング、ライン抜け、トラブル、操作性、グリップ設定を確認。