クロマグロキャスティング
海峡での100㎏オーバーを狙う！

PE10-12号対応

6ft11inch
破断強度を更に高めた1pc 構造、ショートレングスモデル

開発コンセプト
・12号対応
・海峡での100㎏を超える大型黒マグロ対応
・高負荷で挑みながらも、アングラーの体力を維持できる調子
・ショートレングスでありながらもストレスが少ない飛距離
・ナブラ打ち時の80gから、シイラパターンに対応した汎用性のあるルアーキャスト
・頻繁な誘い出しでも疲れない調子とバランス

PE12号対応モデルは、高負荷による体への負担を考慮しよりショートレングスに設定。また破断強度を増す為に、1pc構造で開発を進めてきました。

2020年春より実釣テストを行ってきたProtoNo.1は、2021年２月の与那国マーリン釣行での実釣を元にパワー不足を実感。
更にパワーUpを計りブランク改良を行いました。

Proto No.2へ。
2021年の数回に及ぶ函館Steelでのクロマグロテスト釣行では、再度No.1とNo.2を比較検証、キャスト性能はもちろん良型とのファイトを重ねた結果、やはりＮo.2で進める事を決意。
その後も、Steel菊池船長の協力の元実釣を行ってきました。

そして、2022年与那国カジキ釣行では良型のシロカワカジキ（ブラックマーリン）を掛けるも、惜しくもフックアウトに終わりましたが、ブランクパワーやグリップ長、グリップ外径などを煮詰めることができました。

ほぼ完成形まで辿り着いておりあとは大型との実釣待ちとなっておりましたが、
函館Steel菊池船長の協力の元、大型とのファイトを繰り返した結果、飛距離、パワー、強度、バランスともに素晴らしいくこれなら海峡で100㎏オーバーをキャッチできるとの評価を受け、リリースを決意しました。

ロッド自重が、475gと決して軽いとは言えない重さですが、20000番/30000番のリール装着時のバランスの良さ、しかもショートレングスでキャスト時のヘッドスピードの向上と、曲がり支点が近い事で、繰り返される誘い出しのキャストにも長時間使用できるバランスになっております。

PE8号を使用した小型な方も使用でき、7610等と比べるとファイト支点が近いため比較的楽にファイトが可能になります。
またPE10号を使用した、海峡クロマグロジギングにも対応できます。（Jig : ～500g）
その他、与那国島での大型カジキでも、楽に高負荷を掛け戦うことができます。

是非ご体験ください。

●ファイトスタイルに関して
WhiteInsight7210 / 7610 / 61112 は、クロマグロと大型キハダをターゲットにしたモデルになり、ファイト時間は数時間に及ぶこともあります。しかもPE10号のハイドラグにも対応するモデルとなり、アングラーの体力温存が必要となり、その他モデルとはファイトスタイルが異なってきます。
同じPEクラスの「OceanSprinter8110」は、腰を落として、ロッドを立てすぎずに足の屈伸運動でリフトアップするような感覚です。腕力や体重がある方は腕だけでもロッドのリフトパワーを生かすことが出来ます。ロッドエンドを差し込む腰ベルトの位置もちょうど股ぐらいに位置します。しかしファイトタイムは15分前後が限界となります。（一気に勝負をつけるGTやヒラマサに適したモデルです。）

一方「WhiteInsight7210 / 7610 / 61112」、最大の利点はロッドを立て曲がり支点を手前にして、ロッドにかかる負荷をロッドエンドに逃がすことで、腕力、背筋力、握力の消費を軽減することです。（「WhiteInsight 7210」詳細ページ、もしくは与那国のYouTube動画をご覧ください。）
ロッドを立てるとロッドエンドに負荷が集中し、ロッドベルトを通し腰ベルトに負荷がかかります。このような事から、腰ベルトからのぶら下げタイプのロッドベルト（テスト時はソウルズ社製のものを使用）が必要になります。
背筋力と足腰の力の低下に繋がりますので必要以上に腰を落とさずに、軽くロッドを握ります。握力が低下した場合は肘でホールドしたり、ロッドエンドをベルトから抜き脇がかえで休憩することも必要です。
いつ終わりを迎えるかわからない壮絶な長時間ファイト、例えると長距離走を走る感覚で挑まれると良いでしょう。（「WhiteInsight8010」にも適したファイトスタイルとなります。）
（GT・ヒラマサは一気に勝負を決める短距離走になります。「OceanSprinter 838 / 811 0/ 711RS」）

注意：OceanSprinterシリーズと比べ破断強度に強いカーボン材料を使用した構成になっていますが、やはり誤った扱いをするとロッドは破損に至ります。特にランディング間近に起こりやすいマグロが大きく旋回し船下に入った場合は、ロッドを立て続けるのではなく、ロッドエンドをベルトから抜き、脇がかえなどを行い対応してください。

ギンバルベルトに関して
テストでは、ソウルズ社のものを使用しております。
他MCワークス社のTT BELTも使用いたします。その場合は、SANSUIオリジナルのスーパーウレタン・バックセーバーベルトSW（腰ベルト 現在廃盤になっておりますが、類似品が多数出ております。）との組み合わせで、腰からのぶら下げ式に変更し使用しております。
いずれにしても丈夫で信頼性のある、両足を覆うような安定感のあるギンバルベルトをご使用ください。

マグロ類サイズ別使用モデル目安
～30キロ　OceanSprinter844 / 856 WhiteInsight828
～50キロ　OceanSprinter856 / 838 / 8110 WhiteInsight828 / 8010
50キロ～　WhiteInsight828 / 8010 / 7210 / 7610 / 61112
激流海域　WhiteInsight 7210 / 7610 / 61112
　　　（WI828 が OS838 より強いという事ではなく、ファイト時間の長時間化とドラグテンションとのバランスによる目安です）

津軽海峡対応モデルについて
WhiteInsight7210　初めて海峡マグロに挑まれる方、小型な方、小さなボート
WhiteInsight7610　ファイト慣れされているアングラー、GTゲームのような攻撃的なファイトをされる方、12号にも対応（その場合直下での縛りこみに注意し、ストレートファイトも多用）
WhiteInsight61112　7610より高負荷で挑むことが可能であり破断強度は高い、しかしながらワンピース構造の為リフトパワーは7610より劣りますが、その分体力的負担も少ない。
＊7210/7610は、12号にも対応しておりますが、直下の際や船下に入り込んだ際は脇ばさみで対応しストレートファイトを行ってください。もちろん61112も船下に入り込んだ際は、脇ばさみでの対応が必要です。

私（前田）が津軽海峡や太平洋で使用する場合は、下記の体制で挑んでおります。（8号は準備しません）
・WhiteInsight 7610　PE12号設定　一般的な誘い出し
・WhiteInsight 61112　PE12号設定 　シイラパターンや大型クロマグロが見られるとき、150gを超える大型ルアーでの誘い出し
・WhiteInsight 8〇10 LongLength Proto Model PE10号設定 　60g‐100gルアーをセットし、ナブラ打ち用に準備
・WhiteInsight 7〇15 Proto Model PE12-15号設定 200㎏対応モデル


函館の遊漁船「Steel」の菊池船長はじめ、テスト開発にご協力頂いた皆様にも心より感謝いたします。

製品画像